一般質問全文:里親制度の普及・啓発について~短期の養育里親をPRする考えは~令和3年12月議会

1.里親の現状と課題について里親制度とは、保護者の病気、家出、離婚、そのほかいろいろな事情により家庭で暮らせない子どもたちを、自分の家庭に迎え入れて養育する仕組みです。日本では、そういった子どもはまず、乳児院や児童養護施設といった施設に行くイメージが強くありますが、国連は、原則として里親に養育されるべきとしており、施設の利用は条件を限定するよう各国に求めています。小さな子には、特定の大人との愛着形成が必要です。しかし、施設では、集団生活になり、かつどうしても職員の入れ替わりがあるため、それが難しいという現実があるからです。愛着障害のまま成長すると、自分に自信を持ちづらく、就職ができない、自傷的な行為や反社会的な行動をとるなどのリスク…