鳩山町をご存じですか?
何気に日高から車で30分とかからないご近所自治体で、団地と農村地域で構成される、自然豊かな郊外都市。
そんな日高とも似た雰囲気漂う鳩山町が、なんと「街の幸福度ランキング2021」で全国1位に!
「幸福の町」として注目を浴びていることを知り、平素お世話になっている近隣の議員7名をお誘いして、プチ視察ツアーをして来ました!
鳩山町移住促進サイト~鳩山で暮らす
http://www.town.hatoyama.saitama.jp/hatoyamakurasu/index.html
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訪ねたのは、「鳩山町コミュニティ・マルシェ」。
鳩山ニュータウン(団地)に中心にある公共施設です。
鳩山町は人口の半分以上がこの団地に住んでおり、歩いているとまるでこま武蔵台にいると錯覚するようなそっくりな街並み。
やはり同じ時代につくられ、同様に少子高齢化が課題となっています。
そんな団地で今、このマルシェの存在が核となり、新しくシェアハウスやカフェが作られたりなど、団地再生の動きが起きているというのです。
立役者は、このマルシェの指定管理者であるRFA社(建築設計事務所)の主宰であり、東京藝術大学の准教授でもあられる藤村龍至さん。
県内の様々な都市でプロジェクトを手掛けられていて、埼玉でまちづくりといえば!な超有名人✨でいらっしゃるので、一度お目にかかりたいと思っていました。
このコミュニティマルシェは、「働く」「支える」「移住する」を融合する複合施設。
藤村さんと鳩山町の関わりは、このマルシェの指定管理者の公募で採用されたことが始まりだそう。
実績のない設計事務所が公共施設の指定管理!?ということに驚きましたが、
単に「施設を管理」する業者ではなく、施設の管理を通じて「まちづくり全体を考えた企画」ができる事業者に依頼したかった、と役場職員さんがお話くださり、目から鱗でした・・・!
「RFAとしても、ボランティアでまちづくりには関われないけれど、施設管理の委託料があれば、スタッフを常駐させることができるので、まちを深く知り、職員さんと密に連携しながら様々な企画提案や実験的なことができる」と藤村さん。
うわぁーーーーやられた!という感じでした。
こういう民間感覚での当たり前に驚かされている時点で、私も議員をやってたった3年でずいぶん行政に染まってしまっていることを思い知らされ、項垂れる思いです。。。
さらに!鳩山町、これからここの2階にある公民館の施設管理もRFAに委託するとのこと!!
公民館に、従来のような生涯学習施設としての機能だけでなく、まちづくり拠点としての機能を持たせていくことは、必須の流れだと思っています。
地方創生。
いろんな成功事例や先進事例を見ていつも思うのは、
凄いアイディアをひねり出したというものよりも、
やったらいいよねと民間感覚で普通に思うことを、ちゃんとやってる。
ということです。こちらもまさに。
そういった積み重ねをしているうちに、地域のプレイヤーが化学反応を起こして、面白いことが起きてくる。その連鎖が加速度を増してくる。
ただ、今の日本社会、自治体行政において、それが凄く難しいことなんだろうなぁと、でもその構造を変えていかないと、日本に未来はないようなぁと、つくづく思うのです。
魅力いっぱいの鳩山町。
今後また、ちょこちょこ足を運んでみたいと思います!
素晴らしい機会をありがとうございました!