女子学院中学・高等学校の創立150周年記念式典~私をつくってくれた母校に感謝

母校、女子学院中学・高等学校の創立150周年記念式典に、オンラインで参加しました。

いや~、思いのほか感慨深くて涙涙してしまいました。。。

校則のない学校として有名な女子学院(以下JG)。

入学式で必ず伝えられる、

「あなたがたは聖書を持っています。だから、自分で自分を治めなさい。」

という言葉。

一貫してこの考えの上に成り立つ教育環境の中で6年間を過ごし、「すべては自分次第」ということを骨の髄まで叩き込んでもらったように感じています。


式典の中で、気候変動問題、人権問題、それらにまつわる世界の指導者の問題、社会システムの問題について普通にさらっと語られていて、今時こんな話が通じる大人だって少ないのに、、ちょっと驚きました。

創設者の一人、マリア・ツルーの言葉。

「自分に力があるのに他を助けなかったとき、苦痛を感じるような女性になりなさい。」

今も私を社会参画に駆り立てる衝動は、ここにも起因しているように感じています。


「主体的に選び取る自由。」

そう、JGは徹底的に自由でした。

制服も、着ても着なくても良いというもので、

「服装は個性をもって自分で選び取るものであり、一つの教育であると考える。
もし乱れるとしたら、教育のありかたを反省すべき。」

と言われていました。(私は制服は一度も買いませんでした)

常に、

「社会に仕える存在。」

としての自己を問われ、地球規模の課題に自然と目が向くようになりました。

授業で、温暖化により氷が溶けて白熊がおぼれる映像を観てショックを受けたことが、私の原体験の一つになっていて、今もその映像が鮮明に目に焼き付いています。

授業で何度となく名前が出てきたマザーテレサや緒方貞子さん。
同世代のJG生なら、生きるロールモデルとして彼女たちの存在が頭の片隅に今もある人が多いんじゃないかなと思います。

勉強はからきしだったけど、文化祭や体育祭の準備には寝食を惜しんで全力投球していた6年間。

先生が家に「このままだと落第ですよ」と電話をくれたとき、「私は関係ありませんので娘に言ってください。」とけろりと言い放った母。

学年の取り組みについて不満と不安を持って相談に行ったら、「あなたが動いて変えなさい。」と激をくれた先生。

一緒にたくさんぶつかって、たくさん笑って、泣いて、、聡明で面白すぎる友人たち。

色んな記憶がわーっと思い起こされて、すべてがただただ有難くて。

間違えなく今の私の礎を作ってくれた女子学院という環境に、改めて感謝の気持ちがあふれた時間でした。

 

これからの時代、学校教育がいかにあるべきか。

母校を振り返り、色々考えさせられる貴重な機会でした。

今日の素晴らしい式典を企画運営くださった方々、そして今日までJGを創って来てくださった全ての方々に、心から感謝します。

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