松尾まよかの選挙ポリシー
選挙戦、必勝、出馬、出陣式、、、
選挙というと、戦国時代のような勇ましい言葉を使うのが通例です。
選挙事務所には、まるでその候補者の威勢を示すかの様に、「必勝」と書かれた為書きがたくさん貼られ、そして、当選するとお決まりの万歳!!!
うちの両親も、いつも楽しそうにテレビで観て盛り上がっていた記憶、子ども心にもワクワクしたし、そういう光景、キライではありません。
景気が良くて盛り上がりますし、やっぱり選挙はこうでなきゃ!という感覚もよく分かります。
でも、この4年間の議員生活を通じて、選挙=戦い、というあり方には、大きな違和感を持つようになりました。
選挙は、候補者同士が議席を争うのではなく、有権者が候補者を選ぶものです。
候補者のするべきことは、他の議員を貶めたり、領土争いをしたりするのではなく、一人でも多くの市民に訴えることです。
そして、当選した暁には、議員同士がワンチームとなり、信頼関係をつくり、切磋琢磨しながら、協力して市政に挑むべきです。
しかし、この「選挙=戦い」という構図が、当選後の議員関係にも根深く影響しているということが、だんだん分かってきました。
票をとった&とられた(?)のしこりはなかなか消えない部分がある様でしたし、
他の議員の地盤(?)で、活動したり、市民の方からのご相談にお応えしたりすると、領土侵犯のように言われてしまうこともなくはありませんでした。
新人がたくさん立候補される今度の統一選。
有権者の方からも、誰を応援したらいいの?という戸惑いの声をいただきます。
私としては、迷われるなら、色んな方を応援していただけたらと思っています。
色んな候補者の、演説会に行ったり、選挙活動に参加したり、
それが当たり前になってほしいし、
あなたはどっちを応援するの?
みたいな眼差しは、まちの分断につながりかねないので、憂慮しています。
私は、今回の選挙、戦いという概念につながる言葉は使わずに、やってみたいと思います。
先日、後援会の皆さんにお話したら、ご年配の方も含め、皆さんすぐに賛同くださいました。
ありがたいことです。
友人議員が、「為書きを送って良い?」と連絡をくださったので、「必勝じゃなくて祝当選にしてほしい」と伝えたら、理解くださいました。
変えられるところから、少しずつ。