今回の選挙、これからの選挙のあり方を変えていきたいという想いで色んなトライをしてきました。
ひとつは以前にも書かせていただいた、「戦い」にしないということですが、
他にもいくつかご紹介します。
①子どもを連れた選挙
現在の公職選挙法は、子育て中のママが立候補したり選挙活動に参加したりを想定していないため、選挙期間中に子どもをどうしたらいいのか、良く分からないのが現状です。
4年前、私が出たときは息子はまだ2歳で授乳中でしたが、選挙カーには乗せることは出来ないと言われていました。
しかし、全国のママ議員・ママ候補者の頑張りもあり、今回の統一地方選挙では、総務省が一部見解を出しました。
ざっくりいうと、子どもを選挙に利用したら✖、利用しなければ一緒にいても〇、というものです。
そこで、これまでまことしやかにNGとされていた選挙カーへの子ども同伴、やってみようじゃないか!と、昨日は1歳半のお子さん連れのママさんが、選挙カーでマイクを持ってくれました✨!
こういう事例をつくっていくところから、変えていきたいです。
②お昼寝時間に配慮した選挙
昼食休憩の時間を少し後ろにずらして(12時過ぎ~14時過ぎ)、またその前後の時間も、乳幼児のお昼寝時間に選挙カーを走らせながらの音出しは、ご遠慮しました。
お子さんのいるお家のなさそうなところで、控えめの音で辻立ち演説をさせていただいたり、自転車なので、道行く人にご挨拶してお話したりするようにしていました。
③ゴミを減らし美味しいご飯を味わう選挙
選挙期間中、運動員の皆さんのお弁当を毎日使い捨て容器にしたら、それこそ100を超えるお弁当箱のゴミが出ます。
減らせるゴミは減らしたい。
そして、本来、プラ容器よりお皿や重箱の方が美味しいよね✨。
ということで、ご飯は事務所で炊き、おかずは差し入れや地域のお店からの仕出し。
事務所ではお皿使用、街宣中での昼食の場合はお重に詰めて運んでいただくようにしました。
皆さんそれぞれとるので、それぞれお腹いっぱい食べられて、フードロスもない。
毎食、大満足のご飯でした✨!
④無償ボランティアでつくりあげる選挙
これまでの選挙というと、何にお金がかかるって、人件費でした。
でも、選挙って本来は、候補者の職業確保や出世のためにお手伝いいただくものではなく、市民が想いを叶えるために候補者を立てて応援するもの。
そう、主体は市民なんです。
だから、候補者と応援者を、お金の関係にしたくない。
そこで、申請すれば公費の出る運転手も含め、私の選挙に関わる方はすべて、無償ボランティアとして参加いただくことになりました。
「それでは人が集まらない」
というご心配の声もたくさんいただきました。でも、たとえ集まらなくても、想いをもって集まってくださった方々で頑張っていきたい。
ここは、後援会役員の先輩方と、何度も何度も話合いを重ねてきたポイントです。
⑤お金をかけない選挙
「選挙はお金がかかるものだ」
という選挙の常識を変えたい。
地盤、看板、カバンがなくても、想いがあれば立候補できるようにしたい。
そんな想いで、本当に必要?と思う支出を減らしてきました。
事務所も自宅にしました。
これも、「あれが必要これが必要」と言われる諸先輩方に都度お話をして、ご理解をいただいてきました。
まだまだ、次回はこれもやめよう、と思ったものもありますが、これからもチャレンジしていきたいです。
本当の民主主義の実現は、選挙から。