議案その他

「田中まどか議員に対する辞職勧告決議の撤回を求める請願」の審議について

「田中まどか議員に対する辞職勧告決議の撤回を求める請願」について、議会運営委員会で審議されました。

日高市議会の委員会室は、傍聴席の定員が10名のところ、数十名の方が傍聴に見えました。
本件に対する皆様のご関心の高さを知るとともに、すべての方に傍聴いただけなかったこと、とても心苦しく感じています。

審議の内容を、可能な限り詳細に記録しましたので、まずは、私の主観や評価を加えずに、ここにご報告いたします。

議案

田中まどか議員の後援会であるみんなの会in日高の代表、広川ちえ子さんより、以下の請願が提出されました。

紹介議員からの説明

紹介議員より、以下の説明がありました。

  • 内容は、請願に書かれている通り。
  • 有効の署名が1,617筆(うち990筆が日高市民)、印鑑無しや期限切れの署名を含めると2,027筆(うち1,068筆が日高市民)。
  • 日高市民はもちろん、近隣市町から北海道、沖縄まで、広く関心が寄せられている。
  • 私が特にこの辞職勧告について思うのは、私が議員辞職勧告を受けたときと違い、倫理審査会が開かれず、決議に至った過程が不適当である。
  • 田中議員に違法行為はない。
  • ソーシャルメディアに関するガイドラインが守られていないということだが、議員の公的な発言を抑えてしまうと、議会としても問題である。
  • 田中議員の弁明が求められていないは、言論妨害になる。
  • 議員としての資質がないというのは、名誉棄損ではないか。
  • 決議の間違えが訂正されないのは間違えである。
  • 全国の地方議員が撤回を求めていて、日高市議会だけの問題ではない。
  • 以上が紹介議員になった理由である。
    民主主義は、少数意見を無視することなく、聴く耳をもつべき。それが多様性を尊重する議会につながる。

質疑

>委員より質疑

まず、前置きとして、本件の対象とする決議の1年前にも田中議員によるSNSへの「事実に反する書き込み」に対して責任を問う問責決議がなされている。これは、議会として大きな問題となった。この件を議題とした全員協議会で、田中議員は激怒し、他の議員に罵声を浴びせた上、了承を得ず、その場から退室した。その後、平成30年度の全員協議会は全て、理由無く欠席し、いまだに田中議員は、この件の説明責任を果たしていない。自らの立場が悪くなると、全員協議会への欠席を繰り返し、また本会議で責任が問われると、事情を知らない市民に向け、自らが被害者のごとく、責任転嫁の主張をしている。

田中議員のSNSへの無責任で軽率な書き込みにより、誤解し、心を傷つけ、不快な思いをしている人が多数いる。ソーシャルメディアの普及によるトラブルが社会問題化している中、平成27年に、日高市議会は、「ソーシャルメディアの利用に関するガイドライン」を策定した。

請願理由1に「違法的行為は全く見当たらず本決議は不当である」との指摘があるが、田中議員がこれまで再三に渡る議員間での注意喚起に耳を傾けず、本人も含め決めた「ソーシャルメディアの利用に関するガイドライン」を軽視し改めないことから本決議に至った。

何より、合議体である議会で、議員の多くが決議案に賛成した結果であることを再認識しておく必要があるが、どのように認識しているのか。

 

>紹介議員より答弁

おっしゃることはよく理解している。昨年の問題で、本人は退席して、反省の色がないことは十分わかっている。ガイドラインについては私も賛成している。

しかし、今回は突然、動議で辞職勧告決議が出され、本人の弁明の余地も与えなかったが、田中議員は2,000票以上集めて選ばれて議員になっている。確かにソーシャルメディアを含め、(議員辞職勧告決議に)書かれた内容はよく知っているが、やはり憲法で保障されている言論の自由はある。そういう意味では、議員の指摘は十分わかっているが、田中議員は自分が議員辞職勧告をされたときに反対してくれた恩義もあり、紹介議員になっている。必ずしも議員の言っていることが間違っているとは思っていない。

>委員より質疑

今回、同僚議員について紹介している裏には、色んな深い意味があると思う。周辺自治体も含め、議員をしている方には、話題性があり、真意を問われているところである。全国各地から応援メッセージを受けている。どのような感覚から(本請願を)出しているのか。

>紹介議員より答弁

今回は私しか紹介議員にならないだろうというところ。前回(自分が議員辞職勧告を出されたときに)助けてもらっている。
多くの質問の電話ももらっているが、私は今回紹介議員なので、明確に答えてはいない。
地方議員176名が抗議文を出したが、議長から「決議は法的瑕疵がなく問題ない」という回答しかなかったのは残念だった。
今回、署名もこれだけ多く集まっている。紹介者になった理由である。

>委員より質疑

請願理由2について、1点目、「議会倫理審査会に諮るなどの適切な手続きがなされていない」との指摘について。

政治倫理審査会と決議とは、制度上において無関係である。本決議の手続きは適正に行われたもの。本決議に至るまで、田中議員は、平成31年3月18日の問責決議で厳しい責任が問われている。その後においても、「SNSで発信している情報は、ガイドラインに抵触する」として何度も議員間で問題点を指摘し、注意喚起を行ってきた経緯があった。

2点日、「弁明の意見さえも聴こうとしていない」との指摘について。
これまでの注意喚起の際に発言を求めているが、田中議員からは、「投稿の削除はしない、悪いとは思っていない」との発言があるなど、注意喚起に耳を傾けない態度であり、このようなことからも、本会議で除斥となっている田中議員の出席・発言については、地方自治法第117条ただし書の規定により、採決の結果、同意されなかった。多数者の意思をもって議会の意思とする議会制度上も問題はないことは明白。

3点日、「ガイドラインが議員活動の足かせとなっては本末転倒である」との指摘についてです。
本ガイドラインは全員協議会において、議員間のルールとして定めたものであり、議員活動の足かせではなく、節度のある情報発信を目指すものであることは紹介議員も承知のことと思う。
公人である議員が請願理由のように「SNS上で市民に向けて個人的に感想や意見を述べた」というのは、著しく無責任ではないか。
会議規則のに「議員は、議会の品位を重んじなければならない。」とあるが、これを逸脱している。

以上の3点について、どのように認識しているのか。

>紹介議員より答弁

議員辞職勧告は非常に重要な議案。それだけのことをやるためには、本人の弁明の機会もなしに、審査会もなしに、議員として一番大事な議員辞職勧告を出してしまったことには問題があるのではないかと思う。

確かに、平成31年だったか、田中議員に対して私も厳しく指導をした。必ずしも田中議員が正しいことをしているわけではないが、多くの市民の支持を得ている田中議員に、簡単に辞職勧告を出すことに問題があると考えている。

>委員より質疑

請願理由の3、「議員としての資質がないという表現は憶測かつ印象操作であり、適切な審査が行われることなく」との指摘について。
先ほどからの質疑でこれまでの経緯が述べられているとおり、憶測や印象操作でないことは明白で、何度も問題視されてきた結果である。請願理由に記載のように「自らの責任のもとで議会活動、議員活動を行っている」のであれば、本決議を真摯に受け止め、個人的にではなく、責任のある公人として、市民に誤解を生じさせない適切な情報発信に努めるべきと思うが、どのように認識しているか。

請願理由4について、「決議文中に田中まどか議員が書いたものでない部分をあたかも書いたとする記述がある」との指摘について。
6月19日の全員協議会において決議案提出者から説明があった。これによると「田中議員が記載したか否かに言及しているのではなく、このような災害を喜んでいるかのような書き込みに対し、削除の指示も否定もせずに容認し、誤解をあおる状態のまま残していることに問題があり、書き込みを管理すべき立場にある田中議員の責任を追及したもので、公人である議員が自身のSNSに誤解を招く書き込みをそのままにしておくのは、いかがなものかという趣旨である。」とのことで、議員全員が説明を受けた。これついて、どのように認識しているか。

請願理由4の、「決議文をそのまま議会だよりに掲載したことに議会としての責任が問われている」との指摘について。
議会だよりは、議会において可決された事実を正確に伝えるものであり、そのまま掲載するのは当然のことである。議会としての責任が問われることはない。これについて、どのように認識しているか。

>紹介議員より答弁

色んな問題が田中議員にもあるのは、自分も認識している。

多くの市民の支持を得て議員になっているのだから、言論の自由も憲法で保障されているし、簡単に議員の身分を脅かす議員辞職勧告というのは、多数決の力で決議するのは、どうかと。

>委員長より、質問に答えるように指示。

>紹介議員より答弁

答えられない。

>委員より質疑

市議会議員は公人で、言葉や発信に大きな責任があるが、それについてどう考えるか。

紹介議員が話しているなかで、田中議員には色々問題があるという話があるが、一体どういうことなのか。

請願理由5に、「多くの地方議員が決議の撤回を求めている」とあるが、署名した議員は180人である。全国に地方議員は3万2千人近くいる。「多くの」という文言は周囲に誤解を与えるのではないか。

そもそも、辞職勧告決議というものは、日高市議会の意思を決定したもので、他の市町議員の活動を阻害するものではない。昨年の問責決議を含めた過去からの経緯を十分ご存じない他市町の議員から撤回を求められるのは筋違いであると考えるがどうか。

田中議員を日高市議会の議員としては認めないという事実上の意思決定をしたもの。制度とは違い、既になされた決定をあとからひっくり返す、廃止する、という性質のものではない。まして、合議体としての意思決定という事実をなかったものにするのはありえないこと。それをどのように考えているのか。

制度上、辞職勧告決議の撤回というのはありえないのに、この請願の紹介者になったということは、不特定多数の方にむやみに期待感を持たせるものであり、紹介議員の道義的責任は大変なものである。議会軽視にも値する。それにも関わらず、紹介議員になったのは、議会の制度を理解してのことなのか。

>紹介議員より答弁

公人としての責任とあるが、言論の自由からして該当しない。
田中議員に問題がないわけではないが、なぜ紹介議員になったかというと、自分が議員辞職勧告を受けたときに同会派の議員以外に反対してくれた恩義があるのと、今回自分が紹介議員を引き受けなかったら、今回の請願を市民は出せなかったから。

議員辞職勧告を受けるのはとても辛いことであり、そこまでしなくても良かったのではないかと思っているので、この請願文がすべて正しいとは思わないけれど、紹介させてもらっている。

「多くの地方議員」については、取り消しを希望したが、議案提出後で取り消せなかった。2,000人の署名は重たいものと思っている。

筋違いとは思わないので、紹介議員になった。
田中議員が辞職勧告を受ける内容ではないと思ったので、決議のときも反対している。

弁解の余地も与えずにやっているのが問題。せめて弁明くらいは聞くべきだった。

私は自分で責任をもって紹介議員をやっている。それだけである。

討論

なし

採決

反対4名
賛成1名

以上により、本請願は、委員会付託にて不採択となりました。

本請願は、9月24日(木)本会議にて、採決されます。

※本会議場も、コロナ対策のため、傍聴席の数を制限しております。ご注意ください。

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記事を書いた人

日高市議会議員無所属松尾 まよか
大好きなまち日高に永く住み、豊かな自然のなかで子育てをしていきたい。

私は、この日高が世界一好きです。2015年、東京都心から日高市に移住。都内では体験できなかった日常を楽しんでいます。

これまで国内外諸国に滞在してきましたが、日高ほど暮らしやすい土地はありません。都心へのアクセス、美しい里山と清流、それを大切にしていきている人たちとの温かいつながり・・・。

ここで、いつまでも心地よく安心して子育てをしていきたい、そう願っています。

本当の「豊かさ」とは何か?

日高でかたちにしていきたいと思います。

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