昨年からずっと検討を重ねてきた第6次日高市総合計画の基本構想が、今回議会で審議され、全会一致で可決されました!
総合計画ってなぁに?
総合計画とは、日高市行政の最高位の計画であり、10年ごとに策定されます。
全ての計画、事業はこの総合計画に紐づくことになる、とても大切な計画です。
昨夏から市民ワークショップも開かれ、9月議会では私も一般質問しました。
→質問の内容はこちら。
総合計画は、大きく以下の3段階に分かれています。
①「基本構想」:理念や方針を示す(10年単位)
②「基本計画」:分野ごとに、目標・施策・KPIを定める(5年単位)
③「実施計画」:具体的な事業や財源を定める(3年単位)
今議会では、①が策定されました。
これから②以降がつくられていきます。
第6次基本構想の概要
第6次の基本構想は、将来都市像とまちづくりの基本方針、そして、土地利用に関する基本方針、が書かれることになりました。
将来都市像
10年後の目標を定める、市のスローガンみたいなものです。
これは、以下の文言になりました。
「誰もが安心して住み続けられる ふれあい清流文化都市 日高」
どうでしょう?
私としては、結構よくできてると思いました。
特に、以下の点が気に入っています。
- 「誰もが」→SDGs的な「誰一人取り残さない」という決意がちゃんと入っています。
- 「住み続けられる」→一番大事!な「持続可能性」。人口対策(定住促進)の要素も。
- 「ふれあい」→人と人のつながり・助け合いは、まちづくりの根幹だと思っています。
- 「清流」→自然や命を育む象徴としてのきれいな水。水と緑の会に込めた想いとシンクロします。
こう見ると、一番大切なエッセンスが盛り込まれた、素敵なスローガンになっていませんか?
これ、市民ワークショップから出たアイディアをもとに、専門部会や役所内での検討を経て、最終的には市民ワークショップ参加者の投票で決まったんです。
ご検討くださった皆様、ありがとうございました。
まちづくりの基本方針
将来都市像実現につづき、この実現に向けた7つの方針が定められました。
- 健やかに暮らし互いを認め合い支え合えるまちをつくる
- 安全で快適に暮らせるまちをつくる
- 子どもがのびのびと成長し地域の絆で育むまちをつくる
- 豊かな自然と調和したまちをつくる
- 魅力にあふれ活気に満ちたまちをつくる
- 生涯にわたり生きがいを持って学べるまちをつくる
- 信頼される行政運営を推進するまちをつくる
ちょっとこれだけ読むと通りいっぺんのことが書いてあるように読めてしまって残念なのですが、実はそれぞれにに数行の解説がついていて、ここは私も結構考えて、いろいろ意見させていただきました。
写真、読みづらいですかね😅。
いかがでしょうか?
10年の拠り所になる文言と思って、拘って考えました。
今回、募集した市民コメントや議員からの意見を、かなり取り入れてくださったと感じています。
私としては、協働の表現をもう一歩前に進めたものにできたら良かった…💦と反省しているのですが、それはまた今後の課題に…。
全体に、チャレンジングな面白みには欠けると感じられるかもしれませんが、一議員の立場ではここまでが限界です😅。
堅実な日高市行政の在り様が、現れてるなぁと感じます。
面白さは、今後、これを実現するための具体的な戦略のところで、皆さんと創っていきたいです!
将来土地利用構想図
何気に大事なのがこれです。
市内の各エリアをどういう土地として今後整備していくか。
各色分けの詳しいところはここに書くのは割愛しますが、計画ができたら是非見てみてください。
法律や県の方針との兼ね合いのなかで、色々苦心してつくられている絵です。
終わりに
以上、今期策定された、総合計画の基本構想をご紹介しました。
これを絵に描いた餅にしないためにも、ここから基本計画、実施計画と、具体策に展開していくところが肝要です。
引き続き、皆さんのご意見をいただきながら、考えていきたいと思います。
今後とも、ご関心お寄せください!