都心からのアイターン組である私としては、こだわりのあるテーマです。
日高市を世界に誇れるまちにして、世界に向けてメッセージを発信したい!という、議員になった根底の想いを実現するための、はじめの一歩としての一般質問となりました。
質問趣旨
子育て世代を中心とした移住促進は、私の政策の柱になるものです。
日高市に多くの若い世代が移住してくる、これによる少子高齢化対策、市民税増収による財政対策はもちろんですが、日高を移住したいと思うまちにしていくことは、すなわち、いま住んでいる方々が住んでて心地よい、他市に誇れるようなまちをつくることであると考えています。
全国的な少子高齢化が進むなか、移住先として人気を博す市町村は、特色を出した一貫性のあるまちづくりを行い、それに魅力を感じる層を惹きつけています。
私は、4年前に東京都心から移住してきました。埼玉県に限らず、多くの市町村を比較して、日高市を選んで来ました。
そのような若者は、日高に既にたくさんいます。
日高の魅力を活かし、日高ならではの特色あるまちづくりを思い切って進めていくことができれば、全国的に、さらには世界的に、移住したいまちとして名を馳せるだけの資産が、日高には十分にあると確信しています。
問題は、その、他にはない、日高ならではの特色を、何に定め、集中して育てていくか、これを決めることです。限られた予算のなか、まちの特色をつくっていくためには、これを市として明確に打ち出し、行政と市民が一体になり、まちづくりを推進していく必要があります。
こういった、組織のビジョン策定やその実現に向けた戦略推進、これは私の前職の専門のひとつです。
また中でも、移住促進による人口対策は、まさに都心からの移住組としての私が、もっとも市政に貢献できる領域であると考え、今回、このテーマで質問をいたします。
動画(議会中継)
日高市議会中継で動画が見られます。
「令和元年第5回定例会09月12日 一般質問」をクリック!
要約:議会だよりの原稿より
問 来年で期限を迎える現行の第5次総合計画は、日高市ならではの戦略が描かれていない。少子高齢化が進み社会が大きく変化するなか、日高市のこれからの10年を決定する第6次総合計画は、これまでの施策の延長線上のような計画ではなく、日高市の生き残りをかけて練り上げたものにする必要があると考えるがどうか。
答 第6次総合計画は、誰が見ても日高市の特徴や、選択と集中の方針が分かるように作る。目標達成に向けた戦略も示す。
問 人口対策については、移住促進をもっと重視する必要があると考えるがどうか。
答 次期の戦略では、移住促進を人口対策の柱として具体的に記述する。
問 総人口や移住人口の目標人数を、日高市独自の算出根拠とともに示すべきでは。
答 記載できるように工夫する。
問 移住促進にあたっては、どういう人を呼ぶのか、具体的にターゲットを想定し、彼らに響く日高でしかできないライフスタイルを示す必要がある。そして、どうしたら日高が移住したいまちになるのか、どうして移住してもらえるのか、全体を一本のストーリーとして語れるような戦略を描く必要があるのでは。
答 次期計画では、目標達成に向けたストーリーを描けるよう検討する。
問 まさに移住を検討している層には、日高を「遠足の聖地」としてPRするのではなく、移住先として直接の魅力を伝える方が効果的では。
答 研究する。
問 日高が移住したいと思われるまちになるには、市民との協働が今後ますます重要になるのでは。
答 次期計画では配慮する。
問 協働には子育て世代も取り込んでいくべきであり、そのためには活動時間帯や託児の配慮などが必要ではないか。
答 より多くの市民の声を取り込めるよう、適宜、職員が対話の場に出向いていくようにする。
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まとめ
もどかしいーっ!!
という感想に尽きます。
職員さんたちの状況も分かるので、今回、質問を準備しながらも、こんな風に外野からぐちゃぐちゃ言ってないで、執行部に入って創りたい!と思ってしまう自分がいました。
議員の立場で、どのように執行部と協働していくことができるのか、これから長い模索が始まります…!!