一般質問

一般質問:学校給食センター建て替えについて「市民の声を聞いてほしい!」「情報公開不十分」

ホームページを引っ越しました。

2024年2月に日高市市議会議員を辞職。4月の市長選挙に立候補する予定です。これからも日高市のためにより活発に発信をして市民の皆様との対話を続けて参ります。
2019年12月定例会では、学校給食センター建て替えについて一般質問しました。

皆さん、ご存じですか?
日高市の学校給食センター老朽化による建て替えに向け、新センターの設備を定める「学校給食センター整備計画」が、市民の声をほとんど聞かないまま、策定されてしまいました。

この重大な事業が、市民不在で進められて良いはずがありません。
教育部に向けて、検討状況と今後の市民参加の機会について、一般質問しました。

質問趣旨


現在、日高市では、鹿山にある「日高市学校給食センター」一か所にて、市内すべて12の小中学校の給食を提供しています。

毎日5000食を、きちんとした衛生管理のもと短時間で準備し、定刻までに子ども達に届けるためには、これまで蓄積されてきた沢山のノウハウと、スタッフの方々の大変なご尽力があってのことと、大変感謝しております。

「安心安全」とよくうたわれる学校給食ですが、日高市は実際、調理過程はもちろん加工品に至るまで食品添加物不使用という基本方針を採用しており、さらに、主食は米飯食中心で、粉食は2週間に1回のみと、進歩的な側面が多くあります。

今後、さらなる安心安全で美味しい給食、そして食育の充実、地産地消など、子ども達の心身にとってより良い給食をつくっていただけるよう、願っているところであります。

さて、現在の日高市学校給食センターは、昭和52年に稼働開始され約40年、老朽化が進み、建て替えの必要性が生じていることから、市では、建物の要件や設備要件、PFI導入等を含む「日高市学校給食センター整備計画案」が作成され、昨年8月より公募市民2名の参加する「日高市学校給食センター整備計画市民検討会議」が開かれ、審議されました。

本計画案は、現状どおり、1か所のセンターで全校分を配食するかたちを踏襲しながら、現状の設備の問題点について、改善点が盛り込まれたものになっています。また、PFI方式、すなわち、これまで市が行っていた設備の管理や給食をつくる仕事を、民間業者にゆだねる方式を導入することが提案されています。

給食センターの建て替えは、言わずもがな、学校給食の日高市の方針や品質に関わる、非常に重大な事業です。一度建て替えれば、また約40年といったスパンで利用していくことになるでしょう。言い換えれば、建ててしまったらその設備的な制約を、40年もの間、基本的には受け続けることになります。

この大きな転機を前に、市民への情報公開は十分とは言えない状況であり、検討状況の見えないなか、保護者や市民から、不安の声があがっています。

これからさらに求められていくであろう給食の品質改善はもちろん、少子化やコミュニティースクール構想など、将来を幅広く見据えた検討が十分になされているのか、そして、そのためにも子どもたちや保護者をはじめ、市民の声を十分に取り入れて検討がなされていくのかをお聞きします。

動画(議会中継)


日高市議会中継で動画が見られます。
「令和元年第6回定例会12月09日 一般質問」をクリック!
日高市,議会中継,松尾まよか

要約:議会だよりの原稿より


問 給食センター建て替えは、今後40年の日高市の学校給食を決める重要な事業である。将来を見据えた十分な検討がなされているのか、市民の声を十分に取り入れているのかを問いたい。まず、自校式ではなくセンター方式にする理由は。

答 コスト上のメリットを重視した。

問 コストの概算比較はしたのか。

答 していない。

問 将来にむけ、高齢者への配食や災害時の炊き出しなど、給食以外の機能は検討したのか。

答 先行事例等を参考に設計にいかす。

問 将来、地元産の食材を利用したい、また磁気食器に変えたい、等となった場合にも、対応可能な施設になっているか。

答 地元産食材の利用に関しては問題ない。食器はこれから検討する。

問 将来的に有機米に変える選択肢だけでも残せるよう、炊飯スペースだけでも確保できないか。

答 考えていない。

問 パンの材料については多くの給食関係者が問題視しているが。

答 自主検査はしている。

問 PFI導入は事業期間が15年もの長期になるが、現在想定できないニーズの変化も起こりえるのでは。

答 変化に対応できるよう、事前に検討する。

問 「学校給食センター整備計画」は完成したとのことだが、今後市民の声を聞く機会は。

答 予定はない。

問 そもそも建て替え予定の告知はしたのか。

答 していない。

問 計画も、1年以上にわたる市民検討会議の議事録も、一切非公開である理由は。

答 議事録はHPへの掲載もれである。

問 コミュニティースクールも導入していくなか、教育への市民参加はこれまで以上に重要になる。今回計画に関する市民参加についての考えは。

答 今後の食数の変動やPFI方式の先行事例も検証することが必要。学校給食センターの建設時期が未定であることから、その際には改めて広く市民の方々のご意見をお伺いしたい。

 

質問全文はこちら


一般質問全文へのリンク

まとめ


最後に、「その際には改めて広く市民の方々のご意見をお伺いしたい。」との答弁をいただけたので、市民の声は聴いていただけることになったのかな、と理解しました。

その後の教育長や副市長との話では、給食センターの建て替えは、少し先になりそうとのこと。

私たち市民が、これからじっくり勉強しながら、しっかりと行政と対話をしていく必要があると感じました。

「日高の学校給食を考える会」の方々で、2月18日に幕内秀夫さんの講演会を開催されます。
幕内さんは、「粗食のすすめ」シリーズの書籍で有名ですが、長年、給食問題に関する活動をされてきました。

また詳細をいただきましたら、本HPでもご案内したいと思います!

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記事を書いた人

日高市議会議員無所属松尾 まよか
大好きなまち日高に永く住み、豊かな自然のなかで子育てをしていきたい。

私は、この日高が世界一好きです。2015年、東京都心から日高市に移住。都内では体験できなかった日常を楽しんでいます。

これまで国内外諸国に滞在してきましたが、日高ほど暮らしやすい土地はありません。都心へのアクセス、美しい里山と清流、それを大切にしていきている人たちとの温かいつながり・・・。

ここで、いつまでも心地よく安心して子育てをしていきたい、そう願っています。

本当の「豊かさ」とは何か?

日高でかたちにしていきたいと思います。

どうか応援お願いします!
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