一般質問全文

一般質問全文:子どもの心身の発達への配慮について~学校でのマスク着用と香害~令和4年9月議会

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2024年2月に日高市市議会議員を辞職。4月の市長選挙に立候補する予定です。これからも日高市のためにより活発に発信をして市民の皆様との対話を続けて参ります。

*正確な発言は、日高市HP掲載の会議録を参照ください

子どもの心身の発達への配慮について

(1)マスク着用の指導について

マスク着用の指導についての考えを伺います。

マスクの感染予防効果、そして、子どもの心身の健康や発達への影響については、皆様ご存じの通り、様々な見解があります。世界では今年に入り、脱マスクの動きが加速化してきており、また文部科学省も国立感染症研究所においても、マスクがコロナの感染拡大防止に効果があるという科学的根拠はないとしています。

市内の保護者や子ども達の考え方も、非常に様々で、マスクをつけさせたい保護者やつけたいお子さん、つけさせたくない保護者やつけたくないお子さん、いろんな考えや立場の方々からお悩みの声を日々いただいております。

学校での子どものマスク着用は、義務ではなく、「推奨」という言葉が使われていますが、実際の日高市の学校現場では、市の方針に即した着脱が、他市と比べても厳格に指導されており、ほぼすべての子どもがそれに従っている状況がある様です。

先生より、「マスクをしていないのは服を着ていないのと同じだ」と言われたというお声もいただいています。

また、いわゆる「マスク警察」が怖くてマスクを外せないという声も、本当にたくさん伺っています。

文部科学省の保健教育指導資料には「マスクをしていない人を嫌悪の対象としてしまうことで差別や偏見が起こらないように」と記載されています。

所沢市では、教育長より公的に「マスクの問題は、感染予防と熱中症の問題として語られていますが、殊に成長の過程にある子供たちにとっては、心や体の発達や成長の問題として、もっと議論されてもいいのではないでしょうか。」とメッセージされています。(→本文こちら

マスクをしたい子、したくない子、それぞれの考えや権利を理解し、尊重し合うことは、まさに、新学習指導要領に基づいた対話型の学び、という観点でも、多様性とは何かを深く理解する機会、「対話力」を習得する機会として、大切に扱われるべき事柄ではないでしょうか。

マスク着用についてのあるべき指導について、市の見解をお伺いします。

答弁(教育部)

本市では、コロナ禍における学校生活の在り方をまとめた、教職員向けのパンフレット「学校生活新スタイル」を作成し、各学校に配布しているところでございます。このパンフレットは、学校生活における具体的な感染防止対策をお示ししておりまして、各学校では、このパンフレットに基づき、状況や場面に応じたマスクの着脱を指導しております。

 一方で、病気や健康上の理由などにより、マスクの着用が困難な子どもたちが一定数おりますことから、個々の事情に応じて対応するよう各学校に指示しているところでございます。

 教育委員会といたしましては、「マスクをしたい」「マスクをしたくない」「マスクをしたくてもできない」のいずれであったとしても、マスクの着用によって、子どもたちの学校生活が文字通り息苦しいものとならないよう、引き続き、適切な指導・配慮に努めてまいりたいと考えております。

 

マスクの着用について「適切な指導・配慮に努めてまいりたい」とのご答弁でしたが、具体的にどのような方法が考えられますでしょうか。

国の新型コロナウイルス感染症対策本部による基本的対処方針には、「本人の意に反してマスクの着脱を無理強いすることにならないよう、丁寧に周知する。」とあります。

川越市では、学校だよりに「マスクの着用については、各ご家庭で事情が異なることから、学校では、推奨はしておりますが、強制することはしておりません。最終的なご判断は各ご家庭でお願いいたします。なお、マスクをしていない児童がいても、そのことで該当児童を差別することは、許されることではありません。」という文言を記載している学校もある様です。

こういった、分かりやすく丁寧な案内が保護者にいきわたると良いと考えますが、各学校への指導はされていかれますでしょうか。

答弁(教育部)

マスク着用が困難なケースにつきましては、各学校に対して、個々の事情に応じた対応をお願いしておりますが、引き続き、児童生徒個々の心身の健康に配慮した指導に努めるよう、校長会などの機会を通じて周知を図ってまいりたいと考えております。

 

(2)香害の啓発と指導状況について

人工香料による健康被害である「香害」について、2019年6月議会でも一般質問させていただきました。

その後、多くの公共施設に啓発ポスターも貼られ、市職員の方々はかなり気を遣ってくださっている様子がうかがえます。市内の化学物質過敏症の方々からも、喜びの声をいただいております。

一方で、市内の小中学校では、まだまだ「香害」に対する認識が広まっていない状況にある様です。大好きなお友達と遊びたくても、臭いがつらく、近づけない。臭いが嫌だとも言えない。といったお悩みも伺います。

子どもや保護者に対して、より一層の周知・啓発をされていく必要があるかと考えますが、対応はできますでしょうか。

答弁(教育部)

本市では、香りのエチケットといたしまして、市内公共施設向けに埼玉県作成のポスターを掲示し、市民へ広く啓発・周知しているところでございます。

このポスターにつきましては、洗濯用の洗剤や柔軟仕上げ剤など香りのある商品が、せきや頭痛、吐き気などの症状を引き起こす原因となることから、周囲に対する配慮を求める内容となっておりまして、本市では、埼玉県と同様にエチケットの問題として捉え、これを啓発・周知するため、消費生活関連の事務を所管する産業振興課を通じて、市役所や公民館など公共施設に掲示したものでございます。

市内の各小・中学校につきましては、これまでポスター掲示の対象となっておりませんでしたが、香りによりせきや頭痛などの症状を引き起こす児童生徒が一部見受けられる現状を鑑みまして、今年8月に各学校へポスターを配布し、校内掲示を依頼したところでございます。

各学校における指導状況といたしましては、香りに悩む子どもたちの学用品に匂い移りすることがないよう配慮するなど、個々の状況に応じた対応に努めているところでございますが、今後につきましては、引き続き、各学校において個別の対応に努めてまいりますとともに、香りのある商品の主たる使用者である保護者に向けて、各学校が発行する学校だよりや保健だよりなどを通じ、香りのエチケットとして周囲へ配慮いただくようお願いしてまいりたいと考えております。

 

↓2019年6月議会での香害についての一般質問の内容です

一般質問全文:「香害」香りによる健康被害への対策について<令和元年第3回定例会 06月20日>

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記事を書いた人

日高市議会議員無所属松尾 まよか
大好きなまち日高に永く住み、豊かな自然のなかで子育てをしていきたい。

私は、この日高が世界一好きです。2015年、東京都心から日高市に移住。都内では体験できなかった日常を楽しんでいます。

これまで国内外諸国に滞在してきましたが、日高ほど暮らしやすい土地はありません。都心へのアクセス、美しい里山と清流、それを大切にしていきている人たちとの温かいつながり・・・。

ここで、いつまでも心地よく安心して子育てをしていきたい、そう願っています。

本当の「豊かさ」とは何か?

日高でかたちにしていきたいと思います。

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